油圧ポンプ修理

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同時に2ヵ所のお客様から修理依頼を受けました。

写真上段4枚は、自動車系専用機で、「機械の一部が動作しなくなってしまった」との連絡を受け

修理に伺いました。

診断の結果、油圧ポンプの異常で保護装置がトリップし、機械が部分停止したものとわかりました。

このユニットはポンプ部とモーター部がカップリングで接続されている物です。

切り離して各部を確認し、モーター部の不具合が原因とわかり持ち帰り修理となりました。

モーターを分解して内部確認をしたところ、本来はベアリング外輪とケーシング

(ベアリングを収めるケース)のはめあいはちょうどなのですが

ベアリングがロックしたことにより滑って回転しケーシングが摩耗していました。

写真右上で、外輪が回転して磨かれ鏡のように輝き、青い作業着が写りこんでいるのが確認できます。

これでは新しいベアリングを挿入してもガタガタですので

ケーシングの修理か新しいモーターへの交換が必要となります。

このお客様のモーターは小型ですので修理ではなくモーターの交換で対応いたしました。

 

写真下段4枚のお客様は、汎用研削盤の油圧ユニットからの異音での修理依頼です。

このユニットはポンプとモーターが一体形タイプです。

持ち帰り分解診断したところ、こちらもケーシニグが摩耗していました。

こちらはケーシング修理で対応です。

ケーシングの摩耗した部分にスリーブを挿入して修理を行い、ベアリング交換をして組み付けました。

 

前回の記事(直流モーターシャフト肉盛り修理)では、ベアリングロックによる内輪の滑りが発生して

シャフトが摩耗した物でした。

ベアリングに不具合が発生すると、シャフトまたはケーシングのどちらか弱い側に

摩耗が生じてしまうことがあります。

弊社に依頼される機械は、年数が経過した物が多いです。

定期的に点検修理を行い、異音等が発生したときは速やかに修理を行うなどの心掛けが大切です。

 

 

 

 

 

 

 

2020年07月19日

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