電機部施工例

 石森電機製作所は昭和60年に川﨑にて事業開始以来、工作機械・産業機械の修理ならびに電気工事・配管工事を主体として、精密部品加工業・クリーニング業・製造メーカー等をはじめ幅広いお客様のサポートをさせていただいてまいりました。

コア事業であります修理・工事部門をはじめ、AED販売レンタル・電動カート販売等、より生活に密着した事業も行っております。

今後ともお客様の信頼、ご要望に応えられるよう努力してまいります。

電気チェンブロックの交換

今回は電気チェンブロックの交換作業です。

お客様から「停止していてもフックが下がってくる」との事で診断を行いました。

分解していくと、中からブレーキライニングの破片が落ちてきました。

ライニングの破損でブレーキが効かなくなったのが原因である事が判りました。

しかし、製造メーカーが無くなっており部品の入手が出来ないため、新しい物への交換と

なりました。

お客様から低予算でとの要望があり、電気チェンブロック本体のみ新しい物に交換し、

その他は既設の物を使用します。

こちらの設備は、同じメーカーの 本体+手動トロリ+電動サドル制御盤の4点押ボタン方式

の組み合わせで使用されており、今回は異なるメーカーを組み合わせる為、本体とサドルを

独立させて動かす事にします。

本体は標準の懸垂型を取付けて電源供給のみを行い、2点押ボタンで上下のみを行わせます。

電動サドルも2点押ボタンで南北移動のみ行わせるように配線します。

トロリは手動ですので電源供給はありません。

電動サドル制御盤は故障した本体専用に作られているため、独立運転が出来るように配線変更

します。

写真のように電源部の一部が、故障した本体に組み込まれているので取り外して制御盤に組込み

配線を行いました。

写真最後は、操作部の押しボタンです。

4点式から、2点式が2個になってしまった為、ブラケットを製作して2個で1組の形に作り替えました。

本体の取外し取付け、配線作業を行いリミットスイッチの動作確認等の試運転を終え無事引き渡し

となりました。

今回は異なるメーカーの組み合わせ作業となりました。

装置などはメーカーごとに仕様や内容が異なり、同じメーカーのセット品でないと右から左に接続すれば

作業終了とはならない事が多いです。

今後は、メーカーも淘汰され、また不採算製品の製造中止しなどが多くなってくると考えます。

弊社でもできる限りの修理対応をしていきたいと思います。

 

2024年02月05日

365日年中無休で皆さまをサポートさせていただきます。
お問い合わせ
AEDレンタル