修理の前に

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前回は修理後のお話でしたが、今回は修理に伺う前のお話です。

修理依頼と共に写真を送信していただけるお客様もいらっしゃいます。

伺う前に不具合状況の確認が出来るので助かります。同時に疑問を見つける事もあります。

こちらの台湾製のフライス盤ですが、「電源端子台が焼損したので交換してほしい」との依頼を受け写真が送信されてきました。

焼け溶けた端子台及び電線を交換してキッチリとネジを締める作業ですが、写真から疑問が?

 

➀電源端子台と制御端子台が同じ大きさに見える。

②端子台に電源ケーブルが、ぶらさがっているように見える。

 

いざ現場で確認すると

➀機械のモータ総和は9KWで最大36A程度になりますが、30Aの端子台が取り付いていた。

(試運転での無負荷の実測値は15A程度)

②ケーブルはPF管に収めて付属部品も取り付いており、電気ボックスに接続穴もあるのに

ぶら下げて取り付けられていた。

これらを加味して

➀容量の大きい大型の端子台に交換。(端子台写真は左から 焼損した30A・50A・80A)

②ケーブルがぶら下がらないようにPF管を電気ボックスにきちんと取付け。

③端子ネジの締め付けを2人の作業員でWチェック。

等の作業を行い引き渡しとなりました。

 

今回のように、事前に写真があると不具合や疑問をチェックする時間がつくれます。

弊社では、同じ物に交換するだけでなく使用状況に応じて、耐久力のアップや使用環境の

改善など同時に行い、設備のトラブルを減らすよう心掛けて修理にあたっています。

 

 

 

 

2020年09月20日

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