給水ポンプ安価な圧力コントロール
クリーニング工場のお客様から、給水ポンプのウォーターハンマの改善依頼を受けました。
今まで圧力タンクを用いてON-OFFによる自動運転を行っており、ポンプ停止時にウォーターハンマーが
発生していました。
検討した結果、安価で故障の少ない方法として逃し弁で圧力をコントロールすることにしました。
これは、設定圧力まで上昇する(水の使用量が少ない)と逃し弁が大きく開きバイパス配管から戻す量が増え
圧力が低くなる(水の使用量が多い)と逃し弁が閉まりバイパスから戻す水量が減ります。
写真下はバイパス配管からの吐出し流量で、左が使用量が多い時・右が使用量が少ない時です。
シビアな流量コントロールでなければ、圧力タンクや複雑な回路構築が要らず安価な方法です。
今は、各種流量センサやインバータなどを駆使しての流量コントロールが多いですが、単純な方法も検討
してみてはいかがでしょうか。
2017年03月01日