部品内部の接触不良
今回は、「修理のその後」から故障機器内部の様子です。
よく機械の誤動作で「機器の接触不良です」と診断して部品交換します。
機器の接触不良と言われても外から見えないので「?」の方が多いのではないでしょうか。
写真は電子カウンタでカウントの誤動作で交換した物を分解したところです。
内部はプリント基板と小さい機器で構成されています。
確認すると、機器と基板を結ぶ白いコネクタが黒く透けて見えます。
コネクタを抜きピン側も確認すると、黒く焦げており若干ピンが痩せています。
この部分で接触不良が起こり誤動作が生じたと思われます。
長期間の使用でコネクタが僅かですが抜けて、時間と共に焦げ溶けたようです。
普段は現場で機器部品を分解することはありませんので、今回のような不具合箇所を
お客様にお見せすることができません。
また新しい物は小型になり確認も難しくなりますが、今回は古い物なので確認できました。
小さな部品なのでピンボケ写真となりますがご了承ください。
2021年01月17日